中小企業経営で起こりうる１２のリスク｜事故事例一覧

1.債権回収リスク
対応保険：取引信用保険/輸出取引信用保険

①取引先の資金繰り悪化により、一定期間が過ぎても債券回収の見込みがつかない！/取引信用保険
②取引先の企業がコロナの影響を受けて倒産してしまい、売上代金の回収が不可能に！/取引信用保険
③海外取引先の与信が不十分だったため、取引先企業が倒産し代金回収が不能に！/輸出取引信用保険

※取引信用保険：貸倒れが発生した場合、債権保全・回収に手間がかかるだけでなく、資金繰りに影響を及ぼすこともあります。この保険に加入いただくことで、保険金で損失を埋めることが可能となり、資金繰り悪化を防止出来たり、回収労力の軽減も可能になります。（商品内容の詳細はパンフレットで確認してください。）

リスクがある業種：建設業・製造業・卸売業・サービス業・IT関連業等

2.知的財産に関するリスク
対応保険：知的財産権賠償責任保険/海外知財訴訟費用保険

①食品に関する特許権を侵害されたとして、製造販売の差し止めとともに損害賠償が請求された。/知的財産権賠償責任保険
②海外の知的財産権を侵害してしまったため、販売・生産の差し止めや損害賠償を求められる。/海外知財訴訟費用保険

※知的財産権賠償責任保険：企業が新たな商品やサービスを展開したり、新たな国へ進出する際には知的財産権を侵害するリスクを伴います。このようなリスクに対応できるのがこの保険です。（商品内容の詳細はパンフレットで確認してください。）

リスクがある業種：ソフトウェア業・食品製造業・ファッション業・音楽業・広告業等

3.物流に関するリスク
対応保険：物流総合保険/ドローン保険/運送業者貨物賠償責任保険/外航貨物海上保険

①産業用貨物輸送ドローンに偶発的な事故が発生し行方不明になったため、ドローン本体の捜索と回収が必要に。 /ドローン保険
②商品の委託加工先工場において、加工中の製品が偶然な事故によって損害が発生した。/物流総合保険
③受託貨物を運送作業中に破損事故を起こしてしまい、賠償することに。/運送業者貨物賠償責任保険

※ドローン保険（産業用貨物運送ドローン・トータルプラン）：産業用貨物輸送ドローンに偶然の事故が発生、行方不明となった場合にドローン本体と輸送貨物自体の探索・回収費用を補償します。（商品内容の詳細はパンフレットで確認してください。）

リスクがある業種：運送業・倉庫業・製造業・卸売業・小売業等

4.役員に関するリスク
対応保険：会社役員賠償責任保険/使用者賠償責任保険/雇用慣行賠償責任保険応保険

①恒常的な長時間労働によって倒れた役員が、高次機能障害等に基づく後遺障害１級と診断され、６５００万円で和解した。 /使用者賠償責任保険
②上司から罵声や嫌がらせなどのパワーハラスメントを受け、精神的苦痛を被ったとして、その社員から慰謝料を請求される。/雇用慣行賠償責任保険
③役員が社員の詐欺事件を放置したことにより会社に損害が発生したとして、株主代表訴訟が提起された。/会社役員賠償責任保険（D＆O保険）

※雇用慣行賠償責任保険：ハラスメントや不当解雇など雇用トラブルへの備えるためには、この保険が役立ちます。（商品内容の詳細はパンフレットで確認してください。）

リスクがある業種：不動産業・広告業・情報通信業・建設業・医療関連業等

5.サイバー攻撃リスク
対応保険：サイバー保険/個人情報漏洩保険

①ログイン処理時にユーザー認証に生じた不具合が影響して、多数の契約者情報やクレジットカードの番号が漏洩。別のユーザーが閲覧出来る状況になった。 /個人情報漏洩保険
②医療機関の各部門で個別に導入したシステムから，他部門の医療機器までマルウェア感染が広がり、その結果レスポンスが遅くなる・動作が不安定になるなど、診療業務への影響が発生した！/サイバー保険

※サイバー保険：近年増加し続けるサイバー攻撃から企業利益を守るには、様々な脅威に対して包括的に対応する保険が必要になります。（商品内容の詳細はパンフレットで確認してください。）

リスクがある業種：サービス業・小売業・教育機関・医療機関・政府機関

6.労務に関すリスク
対応保険：業務災害総合保険/雇用慣行賠償責任保険/海外旅行傷害保険/事業総合賠償責任保険

①ビル解体工事現場において、高層階から落下したスプリンクラーの配管片が１階にいた通行人の頭部を直撃した！　 /事業総合賠償責任保険
②海外駐在員が現地で重い疾病を患い、意識不明の重体になったため、莫大な治療費と搬送費用が必要に！/海外旅行傷害保険
③運送業の作業員が荷下ろし作業中に体勢を崩して頭を打つという重傷を負い、後遺障害が残ってしまった！/業務災害総合保険

※事業総合賠償責任保険：事業活動において他人の身体や財物に関わる事故を起こした場合、事業者は損害賠償責任を負う可能性があります。事業活動を取り巻く損害賠償のリスクが多様化している時代には、企業防衛のためにこの保険が役立ちます。（商品内容の詳細はパンフレットで確認してください。）

リスクがある業種：建設業・運送業・製造業・介護サービス業・IT関連等

7.自然災害リスク
対応保険：地震危険補償特約/BCP地震補償保険/特定地震危険補償利益保険特約

①大規模な地震が発生し、自社工場建物や機械設備に大きな損害が発生してしまった！/地震危険補償特約
②震度６強の地震発生により機械設備が損壊し、その影響で利益が大幅に減少した！/BCP地震保険
③大規模地震の影響で地盤が液状化し道路が遮断されたため、事業が休止・阻害され経営に大きな影響が出た！/特定地震危険補償利益保険特約

※BCP地震保険：大地震発生時に経営を守る保険です。電気･水道･ガス･通信等のインフラ停止や、交通の遮断による流通停止などで経営が大きなダメージを受けた時のサポートになります。（商品内容の詳細はパンフレットで確認してください。）

リスクがある業種：農業・漁業・運送業・建設業・観光業等

8.事業中断・利益減少リスク
対応保険：企業費用・利益保険/営業継続費用保険/食中毒・感染症補償特約

①建物内で出火し、建物・設備・什器が焼損。修理期間中は営業を休止せざる得なくなり、その間の売上減少による損失が約５００万円出てしまった。/利益保険
②事務所兼倉庫が台風により損害（風災）を受け、臨時の仮店舗費用・外注費用・緊急輸送費用等の他に、損害を受けた原材料や商品等の緊急仕入に伴って割高となった費用等の緊急費用が発生した。/営業継続費用保険
③営業施設（店舗）において感染症や食中毒が発生し数日間の営業停止を受けたため、売上に大きな影響が出た。　/食中毒・感染症補償特約

※食中毒・感染症補償特約：食中毒や特定感染症が発生した時に生じる、逸失利益の損害や医療費等を補償する特約です。（商品内容の詳細はパンフレットで確認してください。）

リスクがある業種：飲食業・製造業・建設業・小売業・観光業等

9.職務遂行上リスク
対応保険：専門職業人賠償責任保険（PI保険）/業務過誤賠償責任保険（E＆O保険）/事業総合賠償責任保険

①バルブ製造業者が浄水システム用のバルブを製造した際、バルブが仕様にあっておらず、製品に故障が発生。浄水システム製造業者から逸失利益を賠償請求された。/業務過誤賠償責任保険（E＆O保険）
②建築設計周辺業務並びに工事監督業務において、経験不十分な業者を工事に指名することで、工期延長と予算超過等の経済損失を与えてしまった。/専門職業人賠償責任保険（ＰＩ保険）
③店舗建物の屋根防水工事の際、養生の不備から降雨時に雨漏りが発生。建物・設備・什器等が水濡れになり賠償請求される。/事業総合賠償責任保険

※業務過誤賠償責任保険（E＆O保険）：職務の遂行上の過失や怠慢によって、顧客等の第三者に経済的な損害を与えることに起因した法律上の賠償責任を負うことによって生じた損害を補償します。（商品内容の詳細はパンフレットで確認してください。）

リスクがある業種：士業・IT関連業・建設業・製造業・マスコミ業

10..経営者疾病リスク
対応保険：重大疾病保障保険/就業不能保険/介護保険

①経営者が病気や事故などの不測事態によって経営から長期間離れることになったため多くの問題が発生し、資金繰りも厳しくなって事業継続が困難に。 /就業不能保険
②社長が脳卒中を患い、療養のため経営から長期間離れてしまうことで資金繰が悪化、会社が倒産危機に陥った。　/重大疾病保障保険
③社長が高齢のため認知症に。経営者が認知症になってしまった場合は、経営に大きな影響を及ぼします。/介護保険

※重大疾病保障保険：一定の重大疾病（悪性新生物（ガン）、急性心筋梗塞、脳卒中）になった時、一時金を受け取れる保障内容になります。（商品内容の詳細はパンフレットで確認してください。）

リスクがある業種： IT業・建設業・不動産業・保険代理業・飲食業

11.事業承継に関するリスク
対応保険：表明保証保険・自社株対策・事業承継計画立案

①M&Aにより買収した会社の財務状態や事業活動に関する虚偽が判明。買収後に多大な損害を被った。 /表明保証保険
②事業承継において優秀な後継者はいるが、後継者に株の買い取り資金がなく、事業承継がうまく進まない。/自社株対策
③会社の事業承継を検討しているが、会社借入金がまだ多く残ってることを後継者に話をしたところ、なかなか良い回答がもらえないため困っている。/事業承継計画立案

※表明保証保険：日本国内のM&A取引における買収契約書に規定する表明保証条項に違反する事実に起因して、買主が被る経済的損害を補償する保険です。（商品内容の詳細はパンフレットで確認してください。）

リスクがある業種：零細企業・農業・不動産業・建設業・コンサルタント業等

12. 風評被害リスク
対応保険：風評リスク対応費用保険・ネット炎上対応費用保険

①　運営店舗での従業員による自社商品を使った悪ふざけがSNSで拡散されてしまい、事業運営に大きな影響が出る事態に。 /ネット炎上対応費用保険
②　運営している飲食店で食中毒が発生したとSNS上でデマ情報が拡散され、お客様が激減した。/風評リスク対応費用保険

※ネット炎上対応費用保険：企業がネットにより風評被害を受けた際に、原因調査費用やマスコミ対応、拡散防止措置費用等の費用を保障します。（商品内容の詳細はパンフレットで確認してください。）

リスクがある業種：観光業・飲食業・建設業・製造業・ヘルスケア業